私たちが目指していること

私たちが目指している地域医療のカタチVision of JADECOM Okinawa

100年続く地域医療提供体制を目指して、
全国と沖縄のWIN-WINの関係を築く

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自分の医師人生は、半分を故郷沖縄のために、残りの半分を全国のへき地・離島の医療支援のために費やしたいと考えてきました。大学の義務年限を終えた後も沖縄に留まった理由は、離島医療を経験した人間が後継者を育てていく必要性を感じたからです。幸い多くの良い出会いに恵まれ、県立中部病院の離島支援室での活動や、県庁医務課での医療行政といった貴重な経験を経て、平成 7年に県立病院と各離島診療所を繋ぐ「離島医療情報支援ネットワーク」の土台を築くことができました。現在はテレビ会議システムも導入され、遠隔チーム医療・コンサルテーションが一層活発になっており、県内における医療情報格差を無くすイノベーションにつながったと感じています。
平成16年に「公益社団法人 地域医療振興協会」に入職してからは、県外にも活躍の場を広げ、全国のへき地・離島医療支援に取り組む「東京北社会保険病院(現:東京北医療センター)」に3年間勤務。そして再び沖縄に戻り、平成19年に当センターを立ち上げ、県より「へき地医療支援機構」を受託して専任担当官を務めています。

当センターが目指すべきゴールとは、「100年続く地域医療提供体制の確保」です。今後も、沖縄の離島診療所を安定的・継続的に維持することはもちろん、日本全国のへき地・離島医療の充実のために、助け合いの仕組みづくりや、総合診療専門医の養成にも力を注いでいく方針です。
全国には、沖縄よりも医療の確保が危機的状況に陥っている地域があるはずですから、近い将来にはそのような土地で一人踏ん張る医師に手を差し伸べ、相互にメリットのあるWIN-WINの関係を築いていきたいと考えています。

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沖縄離島医療フューチャーセンター

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理想的な地域医療の実現には、「医療従事者」「地域住民」「行政機関」が三位一体となって取り組む環境づくりが第一歩です。地域医療とは、そこで暮らす人々の生活に欠かせないインフラですから、医師不足が深刻なへき地・離島では特に、住民や行政の協力が必要になってきます。そんな我々の地域医療構想を達成するための一つの施策が、「沖縄離島医療フューチャーセンター」の構想です。
フューチャーセンターが担う大きな役割は、医療関係者と行政職員、地域住民が一堂に集まり、対話をする機会を生み出していくこと。

現在は「地域包括支援センター」にて、医療・介護福祉関係者によるケア会議が開催されていますが、今後は専門職のみならず、住民や行政も巻き込んだ地域医療ネットワークが必要になるでしょう。当センターはその旗振り役となり、各種プロジェクト会議や、離島ハンデを克服してプラスの価値を生み出す勉強会などを開催していきたいと考えています。
「沖縄離島医療フューチャーセンター」これを実現させることが、これからの沖縄県離島医療、次の世代に向けた足掛かりとなり、さらに全国の地域医療に対する架け橋となることが、私たちの取り組むべきテーマだと考えています。

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